久しぶりのブログ更新になりましたが、生活環境や気持ちの変化からカメラ機材を一新することになりました。
これまでフルサイズ機のSONY α7RVやCanon EOS R5を所有してきた身ではありますが、果たしてコンデジに満足することが出来るのか。今回は備忘録として書き留めていきたいと思います。
機材入れ替えの理由と候補になった機材
約1年程、仕事やプライベート都合でカメラから離れた生活をしていましたが、やはり写真を撮ることが好きだと再認識をする期間となりました。
しかしながらこれまでの様にカメラバッグに大量の機材を詰め込んで写真撮影をアクティビティとして楽しむのは少々荷が重いと感じ、行き着いた先がAPS-Cセンサーを搭載したLeicaのコンデジでした。
機材一新に至った理由
冒頭でもお伝えした通り、もっと気軽・身軽に写真撮影を楽しみたいと思う様に気持ちが変わってしまったことが大きな要因です。
また長年カメラを楽しんできた身でありながら、日常的な記録が希薄すぎると感じた部分も大きいと思います。ちょっとした瞬間を撮影したいと思ったときにカメラバッグから機材を取り出すのが億劫で「ここは撮影しなくてもまあいいか。」なんてことも多々ありました。
写真撮影=大量のカメラ機材を抱えて風景や野鳥撮影
そんな考えを一新し、もっと日常的な思い出もスナップ写真として作品の様なカタチとして残していきたいと思い始めたことがキッカケとなりました。
もちろんこれまでの機材を所有したままコンデジを取り入れることもできたわけではありますが、やはり常に最高の機材を持ち出したいと思ってしまう部分もありそれでは結局振り出しに戻ってしまう為、思い切ってカメラ機材から一新することを決断することになりました。
スナップ機として候補となった機材
- RICOH GRⅲ,GRⅳ
- FUJIFILM X-100V
- Leica Xシリーズ
一眼から思い切ってコンデジへの乗り換えです。
これまでフルサイズ機を使用してきたこともあり、コンデジとはいえこれまでに近しい写真を撮影したいということが最低条件だったため全てAPS-Cセンサー搭載のコンデジとなっています。(理想はもちろんフルサイズですが..)

当時からスナップ機としてGRⅲが気にはなっていた為、当初はGRⅲ一択で検討していました。更にカメラから離れていた期間にGRⅳも発売されていた様で、こちらも非常に気になる機種となりました。
しかしながら中古市場を含めても価格帯がインフレしすぎている。
僕がSONYユーザーだった頃にもGRⅢの導入を検討したこともありましたが、当時は中古市場でせいぜい10万円前後。安くて8万円台から購入することが出来たイメージです。
しかし2025年現在ではSNSでの流行が拍車を掛けている点や、そもそもカメラが値上がりしてしまっていることも合わさって中古市場でも16万円前後となっています。
また長年カメラを楽しんできた身としては、メインカメラとしてGRⅲという選択では所有欲を満たしてくれないのではないか、という点でも引っ掛かりがありました。そこでみなさんの作例を拝見しつつ、再び機材を再考することに。

そこで当時スナップシューターの王として君臨していたX-100Vが気になり始め、こちらも同様に後継機のX-100Ⅵが発売されたこともあり中古の球数も豊富で価格帯は許容範囲。
所有欲的な部分でもギリギリ大丈夫かな、と思っていたワケですが、他にも機材を探していた結果、ここでLeica Xシリーズと出会うことになりました。

Leica Xシリーズは既に廃盤となってしまっていますが、APS-Cセンサーを搭載した機種でありながら中古市場は非常にリーズナブル。
2025年12月現在のLeica Xシリーズ中古価格帯
- Leica X 9万円前後
- Leica X2(X-E) 10万円前後
- Leica X Vario 15万円前後
- Leica X typ113 17万円前後
更にこれまで自身には無縁と思っていたライカという選択肢は非常に高揚感がありました。(ちなみに廃盤となった大きな理由としては後に発売されたフルサイズセンサー搭載コンデジのLeica Qシリーズに居場所を奪われた様ですね。)
ライカ現行機種のコンデジとしては3/4センサー搭載のLeica D-LUXシリーズが販売されていますが、コチラはいわゆる「パナライカ」でありPanasonicとのOME機種であるため、やはりドイツ生まれのライカが良いと思いLeica Xシリーズに決定!
旧モデル単焦点レンズ搭載のLeica X,X2、開放f値は暗いがズームレンズを搭載したX VARIOなど様々種類がありましたが大口径F-1.7単焦点レンズを搭載した最終モデルのX typ113を中古17万円程で購入することになりました。
Leica X typ113を購入
そんなこんなで思い切ってライカのコンデジを購入。
今後はLeica X typ113をメイン機として写真を楽しんでいきたいと思います。

Leica X typ113のファーストインプレッション
このカメラについてはまたしっかりとレビュー記事を作成したいと思いますが、初めて手に取った感触は


「一眼ミラーレスと比較しても遜色無いな。」
といった印象でした。
換算35mmの標準的な画角と開放f1.7の大口径レンズを搭載したこのLeica X typ113は中々存在感があります。
ということはコンデジの最大のメリットともいえるコンパクトさや持ち運びやすさは若干薄れてしまっているのですが、カメラの所有欲的な部分でも非常に満足しています。
コンデジとしてはちょっとデカいけど..
イメージ的には上着のポケットならギリギリ入るサイズ感です。


操作系も非常にシンプルなレイアウトでフィルムカメラの様なレトロさもあり非常に愛着の湧くカメラです。
Nマニュアル撮影が非常に楽しいですね。
またライカといえばMFのイメージがありましたがコンデジについてはAFも搭載しており日常スナップにも非常に最適といえますね。


純正レンズキャップはツマミなどが無くただ被せるだけのタイプになります。個人的には着脱が非常にシームレスで取り回しが良く気に入っています。


これまでストラップは純正一択でしたがコンデジということもあり簡単なハンドストラップを着けてみました。筐体が小さく軽いのでこの類のものが扱いやすくて良いですね。
このストラップの購入リンクは以下になります。


というわけで今後はLeica X typ113をメイン機として他にももっと取り回しの良いコンデジを追加しながら写真を楽しんでいきます。
結果的にフルサイズのLeica Qシリーズが欲しくなってしまったわけではありますが、その辺りはこのカメラのレビュー記事を作成する時にお話ししたいと思います…
Leica X typ113の作例
最後にLeica X typ113の作例を少しだけアップします。
Lightroomにて明るさやコントラストは変更していますが、色見については補正無しですのでライカの色合いをお楽しみ下さい。


この逆光写真がお気に入りで、ライカは光を柔らかく描写してくれます。


















▼ここからは少し暗いシチュエーションの夕暮れ時から真っ暗な夜に撮影した写真です。












▲この紅葉ライトアップの写真はかなり暗いロケーションでしたが開放f1.7のおかげでISOは1600までに留めて撮影できています。
コンデジといえど、明るいレンズを搭載した機種を選べばナイトスナップも気軽に撮影できて非常に楽しいです。
まとめ
今回はミラーレス一眼からコンデジに乗り換えた理由とLeica X typ113のファーストインプレッションをお届けしましたがいかがでしたでしょうか。
これまで高解像度の機種を扱ってきましたが、今では「写ってないくらいがちょうどいい。」という感覚で写真を楽しんでいます。
仕事中でも持ち出せるコンデジはやっぱり写真本来の楽しさを再認識できますし、これまでカメラを向けることがなかった被写体に気づかされることとなり、とにかく写真が楽しくなりました。
Leica X typ113についてはまたレビュー記事を作成しますのでお待ち下さい。(需要あるのかな?笑)





















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