こんにちは、Nです。
今回は僕の現在のメインカメラでもある初代ライカQ(Leica Q typ116)について。昨年末に購入してから早いもので1ヶ月以上が経過しました。
スナップをメインに数千枚のシャッターを切りましたが、飽きることなく外観の良さも含めて非常に気に入っています。
ということで今回は、Leica Q typ116を1ヶ月以上使用してきた中での良い点、悪い点を合わせた感想や使用感、作例などをレビューしていきたいと思います。
最後には初代ライカQのLeica Q typ116がおすすめできる人をお伝えしていますので、是非最後までご覧頂ければと思います!

N初代ライカQの詳細なスペックについては▼の記事でもご紹介していますので合わせてご覧下さい。


良いと感じた点
- 圧倒的な描写力の高さ
- 日常に溶け込むデザイン
- 直感的で必要最低限の操作性
- 古さは感じさせないレスポンスの良さ
- マクロ機能搭載



1番の良かった点はやはり「ライカという所有感」になりますが、それぞれの良かった点について上のリストにピックアップしました。
圧倒的な描写力の高さ
このカメラの良さをお伝えするにあたってまず1番最初にお伝えしたいのは、描写力が圧倒的に良いという点です。
現在他のカメラはSIGMA fpとSONY RX100を使用していますが、Lightroomに取り込んで見比べるとライカQで撮影した写真は非常にクリアでキレが良く、色乗りもとても良いと感じました。
ライカQはハイライト部の諧調が豊かであるとよく耳にしますが、アマチュアフォトグラファーの僕が見てもその良さが分かる程だと実感しています。
ライカQシリーズの中では初代となるLeica Q typ116ですが、描写力については現行機種と変わりない素晴らしい仕上がりと感じました。
Leica Q typ116によるスナップ写真の作例



描写力についてお伝えした所で、せっかくなので初代ライカQの作例もお見せしたいと思います。レタッチを施していますが、描写力の高さをお伝えできればと思います!
※ブログの都合上、解像度を下げています。


▲こちらはライカXからライカQに乗り換えて初めて名古屋栄でスナップした時の1枚。撮影した時に背面液晶を確認して写りに感動したことが忘れられません。






▲こちらは名古屋駅でのスナップ写真。ハイライト部分の諧調が素晴らしいです。


▲紅葉が綺麗な時期に購入したライカQで唯一撮影することが出来きた名古屋市千種区某所マンションの紅葉です。


▲こちらは名古屋栄の久屋大通です。モノクロで現像することでより描写力の高さが伺えます。






▲28mmという画角に苦戦しながらも、SNSを意識した縦構図写真もたまに撮影しています。




▲お店のモニュメントなんかもスナップの被写体には最適です。








▲暗いシーンやナイトスナップも開放f1.7を活かしてサクサクと撮影できます。アンダーめの撮影は28mmという広角の背景整理のごまかしにもなるので暗い写真はハマりやすいです。


▲最後は名古屋の伏見駅近く、納屋橋の桜の木です。1月から見頃を迎える早咲きの桜として有名で、たくさんのカメラマンも居合わせました。



作例は以上となります。スナップに最適なライカQは本当に色々な写真を生み出してくれるので、Lightroomに取り込んでから「良い作品が撮れている!」なんてこともたくさんあります。本当にめちゃくちゃ楽しいカメラだと思います!


日常に溶け込むデザイン


次に良かった点としては、フィルムカメラを彷彿とさせる佇まいと必要最低限でシンプルな構成、それであっても決して安っぽく見えない圧倒的なデザインの良さです。
Q2、Q3とモデルチェンジしていく中で軽微なボタン変更やチルト液晶化など、初代ライカQから少しずつブラッシュアップされてきましたが、カメラ自体のデザインは初代ライカQから変わらず引き継がれています。



僕も初めてこのカメラを手に取った時は試し撮りや設定よりも、まずプロダクトデザインのカッコ良さに惚れてずっと眺めていた程です。
日常にも溶け込むカメラ
またこのシンプルなデザインからカフェのテーブルに置いていても場に馴染んでくれますし、友人と遊ぶ時も一眼カメラの威圧感を感じさせることなく自然な笑顔も引き出しやすいと思います。
カメラを持ち出すか躊躇する様な用事の時にも「カッコいいしやっぱり持っていこう」と思わせてくれるライカQは、写真を撮る機会もたくさん与えてくれる最高のカメラだと思います。
直感的な操作性
- 撮影モード
- シャッタースピード
- 絞り
- 露出補正
比較的コンパクトなミラーレス機やコンデジではモードダイヤルが無かったり機能を割り当てられるダイヤルが少なかったりと、コンパクトさが故に操作性がトレードオフとなっている機種も少なくないかと思います。




しかしライカQについてはそれぞれの役割を持ったダイヤルを搭載している為、直感的に設定を変えながら撮影することができます。
僕は基本的に絞り優先のAモードで撮影、ISOはオートで上限を6400に設定しています。ISOオート設定についてはシャッタースピード低速限界を指定できるのも有り難いポイントです。
初めはマニュアル設定で使用していた為、サムホイールにISOが割り当てられれば尚良かったとは思います。操作面での唯一の欠点は▼となります。
サムホイールは「露出補正」の割り当てのみ。ISOについては背面のISOボタンより調整となります。
古さを感じさせないレスポンスの良さ
起動の速さやシャッターのレスポンス、撮影した写真がモニターに表示されるまでのスピードなど、10年以上も前のカメラとは思えない程にストレス無く撮影を楽しむことができます。特に起動の速さについては所有しているSIGMA fpと比較しても圧倒的にライカQの方が早いです。



起動の速さはまさにスナップ機として扱えます!
僕は現在ストリートスナップをメインに写真を楽しんでいますが、人や自転車が通りかかる瞬間も逃さず撮影することができていると思います。
またメニュー画面の操作中もストレス無くサクサクと扱える印象です。年式こそ古いカメラですが、やはり最高級コンデジだけあってこういった部分も抜かりがない造りとなっていますね。
表現の幅が広がるマクロ機能を搭載
- 通常時 : 最短撮影距離 30cm
- マクロモード : 最短撮影距離 17cm
ライカQの焦点距離は28mm。レンズ固定式のカメラとなりますので、レンズ交換式のミラーレスやレフ機と比較するとどうしても表現の幅が狭く単調になりがちですが、マクロ機能を搭載していますので28mmの画角でありながら小さな被写体を大きく撮影することができます。
またこのマクロモードについてはボタンやスイッチでの切り替えではなく、レンズ筐体のリングを回すことで物理的にマクロモードへとチェンジすることができますが、このギミック自体もカッコ良く愛着の湧くポイントだと思います。


マクロモードではカフェでのテーブルフォトや花の撮影、商品の物撮りなど様々なシーンで活躍してくれますね。
28mmと広い画角ではなにかとボケ感を生み出しづらいですが、マクロモードと開放f1.7を活かしてそこそこの玉ボケ写真も撮影することができます。表現の幅が広がるありがたい機能です。
気になる点
- 電源スイッチが扱いづらい
- 防塵防滴性能は非搭載
- クロップズームが扱いづらい
- カメラ本体から直接の充電はできない
- このカメラ1台では撮れないものも多々ある



次に気になる点になります。ライカQ2やQ3では改善されている内容が殆どとなっていて、それを知っているからこそ気になってしまうという部分もありますが、順にお伝えしていきます。
電源スイッチが扱いづらい
電源スイッチと連写モード切り替えスイッチが共用となっている


右側に配置された電源スイッチは右手の人差し指で操作ができるので、スナップ撮影時など頻繁に電源のON/OFFを繰り返す時には非常に有り難い配置だと思います。
しかしながら、電源OFF状態からONにした際にスイッチを回しすぎてしまうと連写モードに切り替わってしまいます。
この点が非常にストレスで、初めの頃は「あれ、なんで連写になっちゃうんだ?」なんてこともありました。ちなみにライカX時代から同じ形で引き継がれたこの電源スイッチですが、ライカQ2以降の電源スイッチについては電源のON/OFFのみと操作感が向上しています。
ある程度慣れることで解消されましたが、今でも時々気づいたら連写になってしまったといったことがある為、こちらは気になる点としてピックアップしました。
防塵防滴性能について
雨の中でのスナップは非推奨である。
風景写真などの撮影においては雨の日はお休みになることがほとんどかと思いますが、スナップに適したライカQでは雨の日のストリートスナップも楽しみたい所です。ところが残念なことにライカQ初代は防塵防滴性能は非搭載となっています。



海外の方のレビュワーを見ていると、防塵防滴性能が決定打となりライカQ2を選択する方もたくさん居る様でした。
ライカQシリーズの防塵防滴性能についてはQ2以降では搭載されていることから、この点が選択肢の大きなポイントとなっているかと思います。
しかしながら防塵防滴性能と画素数を除けばQ2とスペックは大差無いとも捉えることができますので、ライカQ初代かライカQ2で悩んでいる方は、あと数十万円の予算を追加して画素数と防塵防滴性能を取り入れるか、といった所になるかと思います。
ちなみに僕は多少の雨であればライカQ初代で雨の中スナップを楽しんでいます笑
クロップズーム機能について
- 28mm 2420万画素
- 35mm 1500万画素
- 50mm 800万画素
ライカQシリーズは伝統的に便利なクロップズーム機能を搭載しています。
初代ライカQで使える画角は28mmと35mm!
通常時28mmの2420万画素から35mmまでクロップすると約1500万画素となり、ここまでは実用範囲内と言えますが、50mmまでクロップしてしまうと800万画素とかなり画素数が落ち込みますので、初代ライカQについては28mmと35mmが使用できるカメラと思った方が良いと思います。
この便利なクロップズーム機能を気になる点として挙げましたが、その理由は撮影のイメージがしづらく扱いづらい。という使い心地だからです。



結局Lightroomでトリミングした方が扱いやすいです..
クロップズーム時の撮影画面表示は28mmの画角が保持されたまま35mm、50mmと画角表示の線によって判断する必要がありますが、これがかなり分かりづらく結局使用しない機能となっているのが正直なところです。






またクロップズームによる撮影を行なってもDNG(RAW)ファイルで撮影することで、Lightroomに取り込んだ際にクロップした画角で表示されますが、トリミング機能から元の28mmの画角に戻すことが可能です。
クロップズームのボタン配置は親指で入力しやすい位置にあるものの、結局Lightroom上でクロップした方が構図を整理しやいという結果になっているのが残念なポイントとなりました。
カメラ本体による直接の充電ができない


こちらについては見出しの通りの内容です。時代なりのカメラになりますので、当然ですがUSB TYPE-CではなくMicro USBが備わっています。
しかし手持ちのカメラではRX100を所有していますが、こちらはMicro USBによるカメラ本体から直接のバッテリー充電が可能ですのでどうしても比較してしまい、初代ライカQも直接充電できればと思ってしまいます。
カメラからの直接充電ができない場合、どうしても予備バッテリーが複数必要になりますので少々ですが残念な点としました。



予備バッテリーについては良い点もあり、なんとSIGMA fpなどに使用される▼のバッテリーとライカQのバッテリーが同型となっています。更に価格は半分以下です!


SIGMA純正バッテリー : BP-51
このカメラ1台では撮れないものが多々ある
僕はミラーレス機を全て手放しストリートスナップを楽しむべくこのLeica Q typ116を購入しましたが、もっと寄った撮影をしたい瞬間が多々あります。



28mmという画角に苦戦していることも事実です…
画素数の関係で28mm,35mmの画角の表現に縛られる
初代ライカQの画素数は前述の通り2420万画素となります。その為50mmまでのクロップズームは搭載しているものの、実用できるのは35mmまでとどうしても広角の表現に縛られてしまいます。
初代ライカQを片手にたくさんのスナップを撮影しましたが、「50mm程度の画角による撮影もできればな..」と考えてしまいがちです。
撮りたいジャンルやシチュエーションにもよりますが、僕個人としてはもう少し寄りたい場面や圧縮効果を活かした撮影をしたいと感じる場面も多く、このカメラ1台では撮れないものが多々あると感じましたのでこの評価となりました。
Leica Q typ116はどんな人にオススメできるのか


2026年1月現在、中古市場で30万円を切っている商品もちらほらと出てきていて、フルサイズ機への乗り換えやカメラデビューの候補にもお手頃かと思います。



このカメラを買ってしまえばレンズ沼もないですし、初心者の方や初めの1台にオススメなカメラだと思います。
そんな初代ライカQをオススメできる人は▼の様な方ではないでしょうか。
- とにかくライカを体験したい
- カメラを始めたいけど本体やレンズの何を買えば良いかわからない
- 良いカメラが欲しいけれど予算は抑えたい
- 恋人や友人とのお出かけの時に気軽に持ち出せて高画質に記録できるカメラが欲しい
とにかくライカを体感したいという点は言わずもがなです。やはり僕が所有しているカメラと比較してもライカの写りはレベルが違うと感じます。レタッチでの扱いやすさも個人的にはオススメポイントと感じています。
次に、カメラやレンズの選択に迷っている方や予算を抑えたい方にも非常にオススメのカメラだと感じました。
レンズ固定式のコンデジはメリットにもなる
カメラを始めようと思っている方に「いきなり中古で30万円もするライカ?」と思われるかもしれませんが、結果的にはかなりコスパが良かったと着地できるはずです。
というのも、始めは妥協してAPS-Cのレンズキットなどを選びがちですが、写真にハマればハマる程「フルサイズが欲しい」「上位機種にステップアップしたい」など不満がつき物です。
カメラは資産価値が高く買い替えのしやすい趣味の一つだと思いますが、やはりエントリーモデルのカメラとなると、買い手が少なくそうもいかない事が多いと思います。
最初からカメラマンの誰もが憧れるライカを選択することで、「これ以上はない」と長く扱っていけるかと思います。
そして最後にオススメしたい方は、「恋人とのデートや友人と遊ぶ時にカメラを持ち出したい方」です。
28mmや35mmと広い画角では撮影できないものが多々あるとお伝えしていますが、テーブルの向かいに座っている人物の撮影には最適な画角といえます。
シンプルで威圧感のない筐体は、撮られる事に慣れていない方の笑顔も引き出しやすいと思います。
またマクロ機能を活かせばテーブルフォトなんかも綺麗に撮影することができますのでお出かけには最適なカメラと言えるのではないでしょうか。
まさしくライカの描写力を持った初代ライカQは、気軽に持ち出せて思い出をたくさん切り取ることができる最高の相棒になると思います。
まとめ


今回は僕のメインカメラのLeica Q typ116についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
僕も購入するにあたっては年式の古さやUSB TYPE-Cを搭載していない点など気になる点が多々ありましたが、それを払拭する程の所有感と描写力にとても満足しています。
発売から10年以上が経過した初代ライカQは、2026年の今更購入しても決して遅くはない最高のカメラだと思います。
まだまだ中古市場が暴落することは無いと思いますので迷ってるくらいなら買って満足できなければ売る。けれど、僕個人的には絶対満足することが出来るカメラだと思っています!
















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