星空撮影といえば単焦点広角レンズを思い浮かべる方が大半かと思いますが星空撮影がメインではない方にとっては購入のハードルが高いですよね。
風景写真がメインの方でも広角での撮影は標準ズームの24mmで妥協してしまう方も少なくないのではないでしょうか。
ということで今回はたった2万円台で購入できるViltroxのレンズを使って天の川を撮影してきましたので作例をご紹介していきたいと思います。
今回は当レンズを使った星空の作例をメインとした記事になります。レンズの製品レビューについては下の記事よりご覧下さい。
天の川撮影に必要なもの
- 一眼レフ・ミラーレスカメラ
- 広角レンズ(〜換算24mm程度)
- 三脚
- レリーズ(カメラのセルフタイマー機能でも可)
- ハンドライト
レンズに関しては広大な星空を撮影しますのでフルサイズ換算15mm〜24mm程度で尚且つf値の明るい単焦点レンズが好ましいかと思います。
今回ご紹介するレンズは20mmでf2.8と星空撮影にはピッタリのレンズですね。
シャッタースピードが8〜15秒など長秒露光となりますので三脚もマストで必要です。
星空撮影は真っ暗な場所で行うのでハンドライトを用意しましょう。
また、「星空が綺麗に見える=身の回りは真っ暗」となりますのでハンドライトを持っていく必要があります。
スマホのライト程度では真っ暗な山道を明るく照らすことは困難で足元が滑る危険性もありますので100均などで購入できるハンドライトがあると良いですね。
カメラ・レンズについて
今回使用したカメラ機材はSONY α7ⅣにViltrox 20mm f2.8を組み合わせて撮影してきました。
軽量コンパクトな組み合わせで取り回しがし易く構図や場所移動も楽々です。
また三脚については下のLeofotoのLS-255Cを使用しています。
雲台は初期から付属していたLH-30になります。パイプ径は25mmと細めで持ち運び易さ重視といった所です。
レリーズやセルフタイマーの使用
長秒露光撮影になるのでレリーズ(セルフタイマー機能)も必須
星空撮影についてシャッタースピードは8〜15秒で撮影していますがシャッターを押し込んだ際にブレが発生しますのでレリーズがあると撮影が楽になります。
僕は持ち物を減らしたいのでセルフタイマー機能でシャッターを押してから2秒後にシャッターが降りる設定にしています。
また三脚使用の際にはカメラやレンズの手ブレ補正をOFFにすることも忘れずに行いましょう。
Viltrox 20mm f2.8で撮影した天の川
撮影地について
撮影場所にも軽く触れておきます。
今回は愛知県北設楽郡豊根村にある茶臼山高原にて星空撮影をしてきました。
星空撮影なので当然深夜の立ち入りとなりますが茶臼山高原では第4駐車場を終日解放していますので駐車場の心配はありません。
ただし駐車場といっても街灯などは道路にチラホラとある程度で駐車場自体は本当に真っ暗で一寸先も見えない環境ですので注意して下さい。
先程も触れましたが特に山の中での星空観察には必ずハンドライトを持っていきましょう。
作例紹介
それでは作例のご紹介です。
1枚目のこちらの写真は駐車場からラフに撮影しました。
色調や明瞭度は現像を施していますが周辺減光が気になるところですね。
現像である程度カバーすることはできますが今回はレンズのレビューを兼ねていますので周辺減光はそのまま残す形で現像しています。
次に吊り橋を絡めた構図での撮影です。
周辺減光こそ目立ちますが中央部の解像感はSNS投稿などであれば申し分ないかと思います。
橋などの構造物もキレよくシャープに描写されています。
星空メインの構図も明瞭感バッチリな印象です。
当レンズでの星空撮影は初めてとなりましたが非常に満足のいく撮影体験ができたかと思います。
こちらの写真は構図こそ面白みは無いものの運良く流れ星を撮影することができました。
ラストは縦構図で撮影した2枚です。
今回撮影した日の星空コンディションとしては天の川が若干薄く作例としての魅力に欠けてしまっていますがレンズの力量はご確認頂けたのではないでしょうか。
まとめ
今回はViltrox 20mm f2.8を使用した天の川の作例をご紹介しました。
筆者はメインはCanon機を使用していますがやはりRFマウントはサードパーティレンズが無いに等しいので、こういった安くて面白いレンズが多数発売されているSONY Eマウントは様々な撮影体験ができて面白いですね。
また当レンズは非常に軽くカメラバッグの隙間に入る程小さいのでとりあえず単焦点レンズが欲しい方にはピッタリなのではないでしょうか。
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