突然ですが皆さんは野鳥撮影は「手持ち派」でしょうか?はたまた、三脚や一脚を使用されていますでしょうか?
僕は野鳥撮影を始めてから長らく「手持ち派」でしたが、今では三脚にジンバル雲台を乗せて快適な運用で野鳥撮影を楽しんでいます。
ということで今回はそんなジンバル雲台について、価格面が気になっていて導入できていない方にはピッタリな、【K&F concept】の格安ジンバル雲台をレビューしていきます!
K&F concept パノラマジンバル雲台ヘッドの製品概要
K&F concept パノラマジンバル雲台ヘッドの製品概要をまとめると以下の通りです。
製品概要 | |
メーカー名 | K&F concept |
製品名 | パノラマ ジンバル 雲台 |
製品重量 | 1.64 (kg) |
耐荷重 | 20 (kg) |
パンベース回転角 | 360° |
エレベーター稼働範囲 | 70 (mm) |
カメラ取付部 | アルカスイス互換 |
K&F concept パノラマジンバル雲台ヘッドにカメラを乗せてみる
今回は実際に野鳥撮影の現場に出向いて当機材を使用してみましたのでその際の画像をご覧下さい。カメラはSONY α7Ⅳ、レンズはFE 200-600mm f5.6-6.3 G を使用しています。
まずは三脚にK&F conceptのジンバル雲台を乗せてみました。形状と製品の重量から”バランス”がしっかり取れるか不安がありましたがその心配は必要ありませんでした。
360°回転可能なベースは造りがしっかりしていて実際に回した感覚もスムーズで扱い易い印象です。
カメラマウント部分はアルカスイス互換となっていますので、お手持ちの互換品でももちろん流用可能となっています。
カメラが水平となる様にバランスを保てる位置にてカメラをマウントしていきます。カメラマウント後についても全体のバランス感はもちろん問題無しです。
上の写真のツマミを操作することで”チルト側”のテンションの強度を調整します。またツマミを締めきることでカメラを斜めにした状態でも保持することが可能です。
不安定な角度の状態でツマミを回しきってみました。保持力はガッチリと固定される印象で、通常の自由雲台の様な扱いも可能な様です。
パン側のテンションの強度は上の写真のツマミ位置で操作します。三脚への脱着時はこのツマミを閉めきることで空回りを防止できます。以上が基本的な使用方法になります。
K&F concept パノラマジンバル雲台ヘッドの良かった所
「野鳥撮影に三脚を持ち出すのは面倒」を覆す!
僕もかつては”手持ち派”として野鳥撮影を楽しんでいました。その理由はもちろん、持ち出す機材が少なく気軽に撮影に望めるからです。
しかしジンバル雲台を取り入れからは一転、三脚を使用した方がよっぽど気軽に野鳥撮影が行えると意見が変わりました。
野鳥撮影初心者の頃は、ひたすら歩き回って野鳥を探してはカメラを構えてと繰り返していましたが、そもそも野鳥撮影は野鳥が来るのを待つというのが正しいのですよね。
鳴き声が聞こえたからといってカメラを構えても逆光で黒潰れしてしまったり背景や止まり木がイマイチだったりなんてことも少なくないかと思います。
そんな良いポジションで”待つ“野鳥撮影において、ジンバル雲台であれば定位置から柔軟にターゲットを探し出すことができ、尚且つカメラの重さに悩まされることがありません!
低価格ながら性能は申し分ない
実際に2日間の野鳥撮影に当機材を運用した感想としては、まさに「こんなに安くても充分使えるからコレでいいじゃん。」ということです!
カメラ機材は本当にピンからキリまで様々な価格帯の製品がありますが本当にこれで充分と思いました。特に野鳥撮影初心者の方は、既に高額なカメラやレンズを導入して財布が寂しいという方も少なくないかと思いますので是非オススメします。
K&F concept パノラマジンバル雲台ヘッドを購入する際の注意点
使いやすさに対する価格を考慮して、特にダメ出しすることはない当機材ですが、1つ気になるのは製品重量が重いという所です。
先程三脚があったほうが気軽に野鳥撮影を行えるとお伝えしましたが、撮影地までの移動時の機材運搬に関してはこれには当てはまりません。
金属感満載な外観と重量考えから女性の方なんかは少々、運搬が大変かなといった印象です。
まとめ
今回はK&F conceptのパノラマジンバル雲台をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
手持ちでの野鳥撮影に疲れてきた方は、とりあえずお試しでも購入しやすい価格帯かと思いますので是非ジンバル雲台を使用した野鳥撮影を楽しんでみて下さい!
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