ピークデザインのカメラバッグって日常使いできるデザインと機能性が素晴らしいですよね。
そんなピークデザインのエブリデイバックパック V2 30Lをかれこれ1年以上使用してきましたが使っていくうちに不満点が顕になり結果として僕には合っていなかったという結論に至りました。
憧れのピークデザインのカメラバッグを検討している方々にミスマッチを防ぐべく今回は不本意ながら「ここがダメ」という点のみを僕の感想でお伝えしていこうと思います。
今回は「ここがダメ」という形で洗い出してお伝えしていきますが、大前提としてお気に入りで大好きなカメラバッグの1つでした!良かった点についても触れていきますので是非参考にして頂ければ幸いです!
- ピークデザイン エブリデイバックパック V2の使い勝手
- 良い部分と悪い部分について
- どんな人にこのカバンが向いているのかという所
ピークデザイン エブリデイバックパック V2 30L について
型番 | BEDB-30-BK-2 |
カラー展開 | ブラック / チャコール / ミッドナイト |
外寸 | H52-62cm W36cm D19.8cm |
PCポケットサイズ | 40.7cm × 27.5cm |
重量 | 1.76kg |
容量 | 22-30L |
ピークデザインのバックパックといえば20Lと30Lの2種類のモデルが存在しています。
また2023年3月現在ではV2(バージョン2)までラインナップがありますね。僕はこちらのV2の30Lを使用していました。
ピークデザインといえばカメラ界隈では知らない人は恐らく居ないかと思いますがやはりデザイン性がずば抜けていて所有欲が満たされる最高のアイテムですよね!
僕も当時はとにかくカッコいいからという理由でピークデザインにしか目が向いていませんでした。
もちろん見た目だけではなく機能性も抜群です。
両サイドからアクセスが可能となっていてとにかく瞬時にカメラをどちらからでも取り出せるという所は他に無い画期的な機能性であると言えます。
また左右の開いた扉には複数のポケットが付属しているのでクリーニングキットやSDカードなど様々なものが収納可能となっています。
僕が所有しているレンズで1番大型のRF100-500mm f4.5-7.1L is usmを着用したEOS R10もこのままの状態で収納することが可能です。
もちろん望遠レンズを着用した状態でもしっかりとカメラバッグのファスナーを閉めることができます。
ディバイター(中仕切り)はマジックテープで自由な位置に取り付けが可能なのでカメラの大きさに合わせて変幻自在です。この辺りの機能性は今となっては定番ですがピークデザインの製品に限ってはとにかく質感の高さを感じることができます。
側面にはハンドルがついていて背負っていない時にも持ちやすくなっていて非常に取り回しが良いという印象でした。また側面のどちらとも三脚を収納することが可能ですのでこの辺りも利き手によって使い分けたい所ですので非常にありがたい配慮ですよね!
もちろん30Lという容量を活かしてカメラを2代収納することもできます。
上部よりアクセス可能なポケットにはクリーニングツールや財布などを収納して使っていました。この辺りがやや使いづらいと感じていましたが後ほどお伝えしていきます。
という所で簡単にエブリデイバックパックのご紹介をしました。このカメラバッグの良かった点をまとめると
- 左右どちらからもアクセス可能なサイドアクセスが優秀
- 望遠ズームレンズを着用したカメラをそのまま収納することができる
- 普段使いに支障が無いデザインとなっていて威圧感が無い
- サイドハンドルが地味に持ちやすく便利だった
- 有名メーカーだけのことがありリセールバリューに優れている
値段はやや高めな部類かと思いますがとにかく質感が良いので相応の対価であると言えると思います。
ということで次にこのカメラバッグのダメな部分をお伝えしていきます。ここまででご説明した中で自分に合っていると判断された方は買って間違いないとは思いますが是非僕が使ってきた中で感じたダメな感想もご覧ください!
ピークデザイン エブリデイバックパック V2 30Lのここがダメ
それではこちらのカメラバッグを使ってきた中で僕に合っていなかった部分をお伝えしていきたいと思います。
サイドアクセスは便利でありながら諸刃の剣とも言える。
先ほどご紹介した画像では2台のカメラを収納していましたがこちらはカメラ1台とレンズを入れてみました。
お分かりになるでしょうか。
カメラバッグを肩に掛けた状態で体の手前に持ってきてカメラの出し入れをすることになりますが、その際にサイドアクセスが大きく開きすぎるせいで写真の様なレンズ類などが落下してしまわないかと毎回気になってしまうのですよね。
耐水性や衝撃性などに優れた強固な素材を使っているおかげで「サイドアクセスをチョコっとだけ開けてカメラを取り出す・・」という使い方は不可能なんですよね。
またディバイター自体にはクッション性が無いため歩いているとカメラバッグ内でレンズが右へ左へと動いている感覚が伝わってくるのも煩わしいポイントでした。
大きく開くサイドアクセスは使いやすい反面、物を落としてしまう不安が残る。
なんだかんだで収納力に欠けると感じた
購入する時に20Lか30Lか。
非常に迷う所ですよね。ですが僕個人的には絶対的に30Lをオススメします。
なぜなら
30Lという容量だが実際は(22-30L)という部分に注意しなければならない。
上部のフタは4段階に閉めることができるフックがついています。たとえば1番上のフックを使ってフタを閉めてみると
いや、中身見えちゃってるじゃん(笑)って感じです。
この状態で「30Lの容量」という所に注意しなければなりません。つまり1番綺麗な形でフタを閉じるとなるとそれは22Lという容量になります。
カメラ1台で運用されている方であればこの30Lが丁度良いくらいの印象でした。
実際の容量は22Lということ。30Lとして活用したい場合は不恰好な見た目を許容する必要がある。
収納スペースがゴチャゴチャになりがち
カメラを2台収納可能とお伝えしましたがその場合残る1番上の収納には財布やクリーニングキットを入れることになるかと思います。
上からゴチャゴチャと収納するイメージですが隙間から1番下に物が移動してしまうという部分も不満点の一つになります。
サイドアクセス機構を兼ね備える犠牲として中仕切りはカバンの左右部分には固定されていないのでこの隙間から小さなものは下へ落下していきます。
そしてサイドアクセスを開けたときにそれが急に落下する。なども経験しました。
この辺りの煩わしさが本当に不満と感じた点になります。
じゃあサイドアクセスのポケットに小物をしまえばいいじゃないかと言われそうですがサイドアクセスというシステム上このポケットは殆ど使わなかったんですよね。というか使いづらいです。
綺麗に収納したい人にはこのカバンのシステムが向いていない。
カバン外側は汚れてしまったら綺麗に掃除することができない
この防御力に優れた素材ですが、言葉で表すのが非常に難しい所なのですがよく見るとかなり細かく凸凹になっています。
汚れたからと言って雑巾やウェットティッシュで拭き取ろうにもこの凸凹に雑巾やティッシュの細かい繊維が絡まってしまい繊維だらけでかえって汚れてしまいます。
またそのせいで汚れも凸凹の凹んだ部分は綺麗にすることができないんですよね。
カメラバッグなんて荒く使うものかもしれませんが個人的にはこの類のアイテムは綺麗に使っていきたい所ですからね。
色々試して見ましたが水洗いが有効的ではあったものの乾かす手間なども考えて結局掃除しなくなりドンドン汚くなってしまうのが嫌でたまりませんでした。
防御力に優れた素材を用いているが、その影響で掃除がしにくいという部分が上げられる。
ピークデザイン エブリデイバックパックが向いている人とそうでない人
向いている人 | 向いていない人 |
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やっぱり普段使いできるデザイン性だけは譲れない人 ピークデザインというブランドが好きである人 カメラ1台とレンズ2本程度しか持ち歩かない人 | 何がどこにあるか、キッチリ収納したい人 カバン本体を綺麗に使い続けたい人 カメラ2台+レンズ数本を持ち歩きたい人 |
個人的な意見も大きいかとは思いますが僕が1年以上使ってきた中ではこういった評価になるかと思いました。
ピークデザインがやっぱり好きだ!
といった愛情を持って使い続けることのできる方は買って間違いないと思います。
ですが収納力やシステムはやや不満が残りますのでヨドバシカメラなどに行って手にとって実際に触ってから購入することがオススメですね。
やはり1番ありがちなモコモコした中仕切りのカメラバッグの方が小さなスペースをたくさん設けることができるので結局それが1番だったという結論に至ります。
是非参考にして見て下さい。
まとめ
今回は僕も大好きなピークデザインのカメラバッグについてダメな点ばかりを記事にしましたがいかがでしたでしょうか。
僕がこのカバンを手放す理由のまとめとしては
- 収納が不便
- 掃除できずカバンがどんどん汚くなる
- サイドアクセスはカメラを入れる部分だけが開けば良いと思った
一括りに収納が不便というのは暴論になってしまいますが、カメラ以外のものを上からゴチャゴチャとしまう収納は僕には向いていなかったという所でしょうかね。
しかしながら手放すにあたって思ったのは、メ○カリなどで高く売れてしまうというのはやはり「ピークデザイン」というブランド力の高さが伺えるかとも思いました。
ということで最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆様のカメラバッグ選びの参考になれば幸いです。
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