綺麗な景色なのに写真に写すとなんだか物足りない様な気がするな。
風景写真を始めたばかりの頃は目の前の絶景を写真に写してもなんだか物足りなくてボツ写真に。
なんてことも多々あると思います。
そんな風景を一気に映えさせるコツは「太陽の位置」にあると思います。
その中でも今回は太陽の「光芒」について。
太陽の光をウニのトゲみたいにウニウニさせて写真をレベルアップする技を簡単にお伝えしていきます!
そもそもウニウニ(光芒)って何?
ウニウニの正体って何…?
太陽光や街灯の灯りをカメラのレンズを通して写すことでウニウニが発生します。
上の写真は木の枝の隙間から差し込む太陽を撮影した作例です。
ウニウニは性格には光芒または光条と言い、太陽を始めとする光源をある条件を満たした上で写すことで発生します。
また、下の作例の様に夜の灯りなどもウニウニさせるには非常に適した被写体になります。
作例をご覧頂ければ見事なウニウニがお分かり頂けると思います。
一見寂しげな写真にもウニウニを配置することで一気に作品の様な写真になりますよね!
構図を決める際に「なんだか物足りないな…」と思ったら光を見つけて写真の副題として取り入れてみましょう!
ウニウニ(光芒)の撮影方法
それではウニウニの撮影方法について。
上のひまわりの作例と共に撮影したウニウニの写真はF値18にて撮影しています。
F値を高くすることで露出量が低くなってしまう為シャッタースピードを稼ぐ必要がありますが、上の作例の様な強い太陽光をウニウニにする場合は充分なシャッタースピードが確保できていますので気にすることなくF値を上げてみましょう。
太陽光は光源の中でもかなり強力な光なので、太陽を被写体で少しだけ「隠す」ことで綺麗なウニウニを撮影できます。
強い太陽光をウニウニにする場合の注意点としては
太陽を被写体で少しだけ隠してあげる
ということを意識してみて下さい。
上の拡大画像をご覧の通り、太陽の光に対してひまわりの葉っぱを少しだけ太陽に被せてあげることで今回の様な綺麗なウニウニを撮影することができます。
反対に夜間の撮影に関しては上記は例外になります。
夜景撮影では光源をダイレクトに撮影しても下の様に綺麗にウニウニが撮影できます。
当然、夜景撮影の場合はF値を上げることでシャッタースピードが低下してしまう為手持ち撮影は厳しく三脚が必須となります。
ですが日中の太陽光のウニウニと比較するとゴーストやフレアが発生しづらく夜景の方が綺麗なウニウニが撮影できます!
是非チャレンジしてみて下さい。
またウニウニはレンズの絞り羽の枚数や形状により形が変わります。更に強い太陽光をウニウニにしたい場合は逆光耐性の強いレンズを使用することで綺麗なウニウニが撮影できます。
下に今回の作例を撮影した機材を参考に記載します。
ウニウニ(光芒)のまとめ
今回はウニウニ(光芒)についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
撮影方法についてまとめると
- F値を14〜18程度に設定して撮影
- 太陽光など光源が強力な場合は太陽の手前に被写体を少し被せる
- 逆光による被写体の黒潰れが発生しやすいので適宜、露出プラス補正をする
せっかく訪れた絶景で迫力のある写真を撮影したい場合は是非太陽を副題にすることを意識してみて下さい。
マンネリした風景写真に締まりが出て作品の様な一枚が撮影できることでしょう!
ということで今回は以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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