季節はまだ春真っ盛りですが所によってはお祭りが開催され初めて来ていますね!
今回は2023年4月8日に愛知県豊川市の菟足神社で開催された「風まつり」へ撮影に行ってまいりました。
初めて伺ったお祭りになりますがとにかく「漢」を感じさせられるお祭りでしたね!
ということでこちらのお祭りの概要をお伝えするとともに、今回試行錯誤しながら撮影してきた手筒花火をカッコよく撮影する方法を皆様に共有していこうと思います。
※撮影方法のみ知りたい方は「手筒花火をカッコよく撮影する方法」まで飛ばして下さい。
- 菟足神社「風まつり」でのオススメの撮影場所
- 手筒花火をカッコよく撮影するカメラの設定方法について
菟足神社 風まつりについて
愛知県豊川市小坂井町の菟足神社で毎年開催されているお祭りで大迫力の手筒花火を無料で観覧することができます。
土曜日と日曜日の2日間に渡って開催されていますが見所としては1日目の土曜日に開催される演目の内容が豪華になっていますね。
2023年度の風まつりは既に終了しましたが演目については参考に下記となります。
9時00分〜 | 雀射収神事 |
10時00分〜 | 若宮社祭典 |
13時00分〜 | 本社祭典、小坂井・宿、山車稚児舞 |
15時00分〜 | 打ち上げ花火(昼の部) |
18時00分〜 | 打ち上げ花火(夜の部) |
19時00分〜 | 仕掛け花火・建物花火 |
19時45分〜 | 手筒花火 |
21時15分〜 | 乱玉花火 |
21時25分〜 | 大筒花火 |
朝から夜中まで楽しめるお祭りとなっていますが4月初旬といえどまだまだ夜間の冷え込みは厳しいものがありましたので今後行かれる方はしっかり防寒できる上着も持っていくことをオススメします。
「風まつり」撮影のポイント(撮影場所の確保・スケジュール)
僕は今回18時開始の打ち上げ花火(夜の部)より参加しましたが僕の失敗を踏まえた場所取りについてもご説明したいと思います。
まず注意点としては2023年度の風まつりでは打ち上げ花火(夜の部)と手筒花火が一部同時進行となりました。
よって打ち上げ花火のフィナーレまで花火の撮影に没頭していると手筒花火の開始に遅れてしまいます。
今回の例を参考にお伝えすると打ち上げ花火(夜の部)のフィナーレ前にはカメラマン達が三脚を畳み初めていました。
僕は初めてだったので状況が掴めずにいましたがその数分後に境内より歓声と共にたくさんの煙が舞い上がっていました。
スケジュールは流動的なイメージでしたのでこちらは注意が必要ですね。
手筒花火をメインで撮影したい方は打ち上げ花火のフィナーレは諦めた方が賢明となります。
手筒花火をカッコよく撮影する方法
それでは今回は手筒花火をカッコよく撮影してきましたのでカメラの設置と要点をお伝えしていきます。
- 撮影モードダイヤルは「Tv」
- 三脚は使用せず手持ちで脇を締めて!
- isoは100で固定
- ピントは顔付近に
撮影モードダイヤルについて
まず撮影モード選択についてはシャッタースピード優先にて撮影を行います。
手筒花火から噴射される火の粉を綺麗なヘアラインで表現し、尚且つ花火師の顔が火の粉で隠れてしまわない様にと調整した結果、
最適なシャッタースピードは0.3秒となりました。
これより1段早い1/4秒での撮影も許容範囲になりましたが1段遅い1/2(0.5)では火の粉のヘアラインの情報量が多すぎることにより花火師の顔が見えなくなる。また、それにより露出オーバーとなり白飛びを起こしてしまう。
という結果となりました。
もちろん手筒花火をどの様に表現したいかによってシャッタスピードは調整する必要がありますが今回僕の作例としてご紹介する「手筒花火をヘアラインで表現する」場合には同じ設定で是非試して見て下さい!
三脚は必要か否か
三脚についてはあったほうが勿論手ブレ事故を防ぐことができますが個人的には三脚は必要無いという結論に至りました。
手筒花火の着火から”ハネ”に至るまで体感では長くとも2分程度といった印象です。
そんな中で続々と手筒花火を繰り広げてくれる花火師の立ち位置が変わる度に雲台を調整していてはとても間に合わないので手持ち撮影がベストという結論になりました。
また、シャッタースピードを0.3で固定している為かなり手ブレ発生のリスクを伴います。
僕はひたすら脇を締めて手ブレしてしまわない様に撮影して来ましたが同様の撮影方法で望む方がいましたら
- 手すりにカメラを乗せて補助してもらう。
- しゃがんで膝にレンズを乗せて補助をする
などの対策も有効的かもしれませんね。
これはカメラやレンズの手ブレ補正機能にもよりますのでお手持ちの機材を確認してみて下さい。
以下は今回僕が使用した機材になります。
手筒花火写真の作例と設定のまとめ
それでは最後に作例と設定値をまとめてご紹介します。
手筒花火写真撮影のまとめ
以上で手筒花火をカッコよく撮影するカメラの設定という内容となりますがいかがでしたでしょうか。
撮影方法をまとめると
- シャッタースピード優先モードで0.3 or 1/4 に固定
- ISO100で固定
- 撮影する度に写真を拡大確認してブレがない事を必ず確認すること
という所になります。
僕は今回開始ギリギリの参加となってしまいロケハンする時間も無く結果良いアングルで撮影することができませんでしたが是非前乗りと構図の確認という部分も意識してみて下さい。
それでは今回の記事は以上になります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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